すずめの戸締まりを読んで絶対に再提出させられる読書感想文

どうも、大分を担当している閉じ師のわたしです。

災厄が起きる原因となるミミズのようなモノをこちらの世界に出さないために開いてしまった後ろ戸と呼ばれる扉を閉めるのが、わたしたち閉じ師のお仕事です。

「お返しするっちゃ!」って言って、ミミズさんにお帰りしてもらっています。

この界隈では有名な宗像草太さんと、偶然出会った女子高校生・岩戸鈴芽ちゃんのお話を、「君の名は。」などのアオハルなフェチ性癖を描くことに長けている新海誠監督が書きました。

一部のコアなホラー民から支持されている「コワすぎ!」など白石晃士監督作品にも出てくる霊体ミミズのように、災厄を引き起こす日本列島の下をうごめくのがミミズ。

数百年に一度のような巨大災害はミミズが誘引であり、後ろ戸を閉じるだけでは抑えきれない。それを抑えているのが要石。

その使命を放棄した要石となにかしらの力を持っている鈴芽ちゃんが出会って、もう日本の危機です。

役割を放棄した要石は「すずーめ」と喋るかわいい白い子猫となり、草太さんを子ども椅子にさせ逃亡。それを追いかける女子高校生と子ども椅子のロードムービーがすずめの戸締まりです。

過去の大ヒット作品と比べるとやっぱり「君の名は。」を挙げてしまいますが、赤い紐を縛るアオハルなフェチ性癖を描くのに長けている新海誠監督の素敵な世界観はふんだんに散りばめられています。

あの大震災の場所に導かれる鈴芽ちゃんが彼女としての区切りをつけるシーンは、映画になるとどんな風に描かれるのかと楽しみです。

誰かのミスで光量つまみを引き上げてしまった。そんな読了感を持つ作品でした。

街も人も区切りをつけなければならない。廃れていく大分県内で、その地で生きていた人たちの声に耳を傾ける。

「大切な仕事は人からは見えない方がいい」ように、大分におけるわたしの閉じ師としての仕事は内緒にしておきましょう。

それでは、行ってきます。

すずめの戸締まりで出てきた大分は豊後水道だけ

公開された絵コンテなどですずめの戸締まりは大分が舞台ではないのかという噂が流れました。

僕愛・君愛の映画公開もあり、ごっちゃまでになって「大分が舞台」がまだ走っていますが、すずめの戸締まりの小説のなかで出てきたのは豊後水道だけです。

それでもきっと映画ではそのようなことが起きることを期待してしまう作品です。

鈴芽ちゃんのお母さん叫びで想うこと

鈴芽ちゃんがお母さんを想い、叫ぶ場面。

震災当日、濁流に飲まれる街に向けて「お母さん!!」と叫び続けていたウインドブレーカーを着た中学生くらいの女の子を、今でも思い出すことがあります。

どうしても鈴芽ちゃんと重なってしまうのです。

彼女が区切りをつけることができ、幸せな人生を歩んでいることを願います。

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個人的にはアニメ放送が少ない大分で、言の葉の庭は見てほしい。雪野先生の雪解けシーン、めっちゃ好き。

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